「車がないと阿蘇観光は難しい」と思っていませんか?
実は、JRと観光バスをうまく組み合わせれば、車がなくても十分に阿蘇を満喫できます。
阿蘇の雄大な自然や名物グルメ、温泉までも、公共交通でアクセス可能。
この記事では、車なしでも行ける阿蘇観光モデルコース(1日プラン) を紹介します。
一人旅にも女子旅にもぴったりな、のんびりとした阿蘇の魅力を感じてみてください。
1.【出発】JR熊本駅から阿蘇駅へ(特急「あそぼーい」)

旅のスタートはJR熊本駅。
特急「あそぼーい」を利用すれば、約90分で阿蘇駅に到着します。
車窓からは阿蘇外輪山や田園風景が広がり、道中から旅気分を味わえます。
阿蘇駅では、観光案内所で地図やレンタサイクル情報をチェック。
駅構内の「道の駅 阿蘇」では、地元のパンやお弁当を購入しておくと便利です。
| 項目 | 詳細 |
| 区間 | JR熊本駅 → JR阿蘇駅 |
| 所要時間 | 約1時間30分 |
| 料金 | 3,080円(大人) |
| おすすめ | 窓側席で車窓の景色を満喫! |
2.まずは「草千里ヶ浜」へ|阿蘇山上行きバスで絶景へ

阿蘇駅前から「阿蘇山上行きバス」に乗り換え、約25分で「草千里ヶ浜」に到着。
広大な草原に青空が広がるこの場所は、阿蘇観光の定番スポットです。
晴れた日には放牧された馬がのんびり歩く姿も見られ、時間を忘れるほど穏やかな空気に包まれます。
展望カフェでは、ジャージー牛乳を使ったソフトクリームが人気。
車なしでも快適にアクセスできる、阿蘇観光の“入り口”です。
| 項目 | 詳細 |
| アクセス | 阿蘇駅 → 阿蘇山上行きバス 約25分(九州産交バス) |
| 運行本数 | 1日約6〜8便(季節により変動) |
| 料金 | 片道 約600円 |
| 所要時間 | 滞在約40分〜1時間目安 |
3.「阿蘇火山博物館」で阿蘇の自然を学ぶ

草千里ヶ浜のすぐ隣にある「阿蘇火山博物館」は、車なし旅にぴったりの立ち寄りスポット。
ここでは、阿蘇山の成り立ちや噴火の歴史を映像で分かりやすく学べます。
館内には展望ラウンジもあり、天気が悪い日でも阿蘇の景観を楽しめるのが嬉しいポイント。
火山や地層のミニ展示など、自然科学に興味がなくても面白い内容です。
| 項目 | 詳細 |
| 所在地 | 熊本県阿蘇市赤水1930-1 |
| アクセス | 草千里ヶ浜から徒歩すぐ |
| 営業時間 | 9:00〜17:00 |
| 料金 | 大人500円/子ども250円 |
4.ランチは「道の駅阿蘇」で阿蘇の恵みを味わう

阿蘇山上からバスで阿蘇駅へ戻ったら、ランチは駅隣接の「道の駅阿蘇」へ。
ここでは、地元野菜を使った惣菜や阿蘇赤牛のステーキ丼、ジャージーミルクソフトなどが楽しめます。
お弁当をテイクアウトして、阿蘇駅前の芝生でピクニック気分を味わうのもおすすめ。
阿蘇の食の魅力をギュッと詰め込んだ、旅の中心スポットです。
| 項目 | 詳細 |
| 所在地 | 熊本県阿蘇市黒川1440-1 |
| アクセス | JR阿蘇駅すぐ隣 |
| 営業時間 | 9:00〜18:00 |
| 料金 | 赤牛丼1,800円前後/ソフトクリーム350円 |
5.午後は「白川水源」で癒しのひととき

ランチ後は、阿蘇駅から「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」へ(南阿蘇鉄道 約30分)。
駅から徒歩約10分の「白川水源」は、名水百選にも選ばれた透明度抜群の湧水地。
木漏れ日が差す水面は美しく、時間がゆっくり流れるような感覚に。
併設のカフェで湧水コーヒーを飲みながら、午後のひと休みを過ごしてみましょう。
| 項目 | 詳細 |
| アクセス | 阿蘇駅 → 白水高原駅(南阿蘇鉄道 約30分)+徒歩約10分 |
| 営業時間 | 8:00〜17:00 |
| 料金 | 環境保全協力金100円 |
| おすすめ | 午後の静けさに訪れるのが◎ |
6.帰る前に「内牧温泉」で日帰り湯体験

旅の締めくくりは、阿蘇駅から路線バスで15分ほどの「内牧温泉」。
古くから湯治場として親しまれ、今も町全体に素朴な雰囲気が残ります。
日帰り利用できる温泉宿や共同浴場が点在し、泉質は肌にやさしい弱アルカリ性。
「湯の宿 入船」などの立ち寄り湯では、露天風呂から阿蘇の山並みを望むこともできます。
公共交通だけでここまで楽しめるのは、阿蘇ならではの魅力です。
| 項目 | 詳細 |
| 所在地 | 熊本県阿蘇市内牧 |
| アクセス | 阿蘇駅からバスで約15分 |
| 営業時間 | 10:00〜21:00(施設により異なる) |
| 料金 | 日帰り入浴500円前後 |
まとめ|車がなくても阿蘇は楽しめる!
阿蘇は「車がないと行けない」と思われがちですが、鉄道やバスを使えばしっかり満喫できます。
阿蘇山、草千里、水源、温泉──どれも徒歩圏や公共交通でアクセス可能。
のんびり移動しながら景色を眺める旅は、ドライブとはまた違う味わいがあります。
次の週末は、電車とバスを乗り継いで“車なしの阿蘇旅”へ。
自然と人の温もりに触れる、穏やかな一日を過ごしてみてください。
